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2023年05月30日
同人誌「小さな詩集U」が発行されました。
以前の、小さな詩集からの、第U号になります。
素敵な表紙になりました。
そして、素敵な詩が載っております。
ご希望の方は、ご注文くださいね。(送料のみです)
ほっぺの記憶 檜きみこ
むりして笑った笑顔は
すぐに消えてしまうけど
ほんとうにおかしかったり
うれしかったりすると
ちょっとのあいだ
笑ったままの顔になっている
ほっぺがおぼえているんだ
笑ったときの
ふわっと広がるあの感じ
「小さな詩集U」より(2023年5月発行)
posted by YH at 08:30|
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2023年05月24日
道 (1) はたちよしこ
耳のかたちの道を歩いた
道は
ゆっくり
わたしの話を聞いてくれた
道 (2)
道で
地図をひろげていた人が
わかったというように
歩きだした
ーーいいな
わかったと
歩きはじめるって
詩集『いますぐがいい』
家具をみていると
ときどき、おもしろくなる。
椅子は、なんども動かされる。
けれど、タンスや、本箱は,
時々、入れ替えあるが、じっと、それら入れている。
机は、中から出したり入れたり、開けたり閉めたり、
テーブルは、物を乗せたり、片付けられたり。
物もそれぞれが、それぞれにある。
そのことが、きょうは、なぜか、おもしろい。
当たり前のことが、
今日は、おもしろい日なのだろうか。
posted by YH at 09:46|
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2023年05月22日
ハンカチ落とし はたちよしこ
夕闇になるまで
ハンカチ落としをしてあそんだ
目をとじて
輪になってすわる
(わたしに
落としてくれないかな)
後ろ手で地面をまさぐる
じぶんの番になると
好きな子に落とした
その子も
落としてくれた
そんなハンカチが
いまも
わたしのなかにある
詩集『いますぐがいい』(長崎出版)いろいろなことが、わたしから薄れていきそうなとき、
かっての詩集を読むことがある。
こんなことを、考えていたのだと、
じぶんを振り返ることがある。
それが、最近は、
だんだん子どもの時代になってきた。
そこには、子どもの私が立っている。
そして、そこには、なつかしい人たちがいる。
昔住んでいたの家の玄関を開ける
ーーただいま!
そういうと、家の中から「おかえり」と声・・
こんな、
大切なことを、思い出していきたい。
posted by YH at 08:58|
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