2021年04月10日

詩「子どもだったとき」

   子どもだったとき   はたちよしこ


夕ごはんを 食べていると
畳に ぽとりとヤモリが落ちてきた
父がいった
すべり落ちたのかな
みんな 笑いながら食べ続ける

ちゃぶ台を たたんで片付けると
畳の部屋が広くなって
ラジオを聞きながら ごろんとする
母がいった
床下に 青大将がいるみたい
みんなも うなずく

夜がふけてくると
天井を ねずみが走る
おばあちゃんがいう
きょうは ねずみの運動会らしい
そうね
みんなは 眠りにおちていく

のら犬の遠吠えがきこえた
いつも 静かな夜だった



posted by YH at 08:42| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月06日

詩「透明度」


   透明度  はたちよしこ

  風の静かな日
  湖に 小さな舟が浮かんでいる
  透明度を測る検査だという

  紐をつけたお皿を沈め
  それが見えるところまでが
  透明度だという

  やがて 湖水を見つめていた
  調査の人が引き上げたのは
  白い小さなお皿

  それは
  子どものときの
  ままごとのお皿と同じだった

  わたしは 風の静かな日
  ままごとのお皿を
  沈めてみる
  わたしの心の湖に





道には、タンポポがいくつも咲いています。
タンポポは、季節を教えてくれます。
これから、花を閉じて、わたげを作るのですね。
しっかり閉じているタンポポ、その意思の堅さのように堅いですね。

私は、そんな間に
なにが出来るのかと思ってしまいます。

今年の花は、いつもより精一杯咲いてくれているような
気がします。
posted by YH at 19:26| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年04月01日

詩「雲」

  雲   はたちよしこ

小さな雲と
大きな雲が流れていく

雲にも
親子があるのだろうか

いっしょに
帰って行くところがある気がする







親子が歩いて行くのをみると、
大切にね
と、思ってしまいます。
子育ての日々、
楽しい思い出がいっぱいですね。






posted by YH at 19:09| Comment(0) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする