2020年07月12日

詩「空の青」

神戸に住んでいた私は、
小さいとき、夏になると 須磨の海に行きました。
じりじり熱い砂浜、青い海
前夜は、うれしくて眠れないほどでした。

おとなになって行ったのは
淡路阪神淡路大震災の後。
里の家が全滅で、須磨に証明書をもらいに行ったときです。
そのとき、
一人、駅から、砂浜に出ました。
潮のかおりが、小さいときの海を思い出させてくれました。

私は、3年ほど前まで、2年間ほどですが、プールに通っていました。
そのとき、何人かの知らない人に、きれいに泳ぎますねといわれ、
驚いたりしました。
学生時代の学校のプールには、高い飛び込み台があり、
水泳部が練習していました。有名選手も出ています。
ずっと 以前の詩です。



 空の青    はたちよしこ

飛び込み台から
あなたの身体は飛ぶ
青空から 足を引きぬき
力強い直線になり
プールを流れる雲の中へ

あなたがつくる
水の輪
それから 
あなたは雲をぬけだし
水を 滴らせながら
まだ 空の青に染まった足で
私の方へ 走ってくる


posted by YH at 09:36| Comment(0) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月09日

詩 「ふしぎな字」


豪雨が続いています。
被害に遭われた方々、これからも大変なことと思います。
どうぞ 平穏な日々が戻りますように。



   ふしぎな字   はたちよしこ  


「ぼ」という字を かこうとして
「ほ」のてんてんを 3こもつけてしまった

まちがえた!
こんな字はないけれど
わたしだけの字にしよう

みていると
かぜの あしあと
きつねの くしゃみ
木の はなしごえがきこえる

野原のなかを
どんどん
走っていく

ずっと ずっと
これからも 
忘れない
わたしだけの字




posted by YH at 08:39| Comment(0) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月02日

西沢杏子さんの新詩集

西沢杏子さんが、
詩集を出されました。
『なんじゃらもんじゃら ともだち』絵・北村麻衣子 (てらいんく)
とても 可愛い詩集です。
タイトルの詩も、この詩も素敵です。なんじゃもんじゃ・・・


 なんじゃもんじゃ   西沢杏子

なんじゃらもんじゃの
まっ白い花
見たこともないさらさらの白さ

どうじゃろか
わしのくらい心とくろい心を
まっさらにしてはくれんじゃろか

なんじゃもんじゃの
ゆたかな花
見たこともないまあるいゆたかさ

どうじゃろか
わしのまずしい心とやすっぽい心を
ゆたかにしてはくれんじゃろか

じじいのねがいじゃ
なんじゃらもんじゃら
どうじゃろか




読みながら、なんじゃもんじゃの白い花が浮かんできました。
不思議な名まえの木、
一度聞くと忘れられない名

祈りが込められているのかもしれない。
ふと この詩を読んで思いました。

詩集の写真が載せられなくてごめんなさい。
西沢さんののホームページ「虫の落とし文」をみてくださいね。
posted by YH at 19:00| Comment(2) | 詩(子どもの風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする