2012年01月26日

短詩

真冬の夜の出来事   

眠っていたへびは 寝返りをしました。
巻き方が 逆になりました。
夜も少しだけ 逆もどりして
また しーんとなりました。




雪測量計    

わたしの測りきれない積雪だった
じぶんでじぶんを測りきれていなかった





「ノート」より

24日の朝、カーテンを開けると、
雪景色でした。

子どものとき、
雪の結晶を知った時、感動したのを憶えています。

以前、新聞で、
人工的に作った雪の結晶をみたことがありますが、
きれいではないのですね。
自然のうつくしさを、改めて思いました。

空、雲、風、夕焼け、
日々、こんなに、うつくしいものに囲まれて、
わたしたちは生きているのですね。

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posted by YH at 09:34| Comment(0) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月17日

俳句

椿の実固きじぶんを割りにけり

たましひを紅葉のなかにかくしおく

やはらかに過去匂い立ち冬木立

火恋しからだ冷ゆるまで冬木立

いまはただこのままいたい冬木立

ぼたん雪蕎麦屋の座敷にあかんぼう

矢印の多き街なり冬の駅

人を待つことのやさしき福寿草

冬木立いつか果てある道に陽が

裸木に魚の忘れしことばあり
 

「ノート」より

阪神淡路大震災から17年です。
きょうも、いまにも壊れ落ちそうな実家に入って、
荷物を取り出したのを思い出します。
姉と一緒でした。あの時は、母も姉も元気でした。
いまは、母も姉もなきまま、時は流れているのですね。

そして、人はとても出来るはずがないと思っていたはずの、
いっぱいの悲しみを受け止めていくのですね。
人は、本当はとても強いのに違いありません。
きっと そうですね。
東日本大震災に遭われた方も、きっと。

冬休みが終わって、防犯パトロールが始まり、
子どもたちを、学校へ迎えに行きます。

わたしを見つけ、走って来てくれる子どもたち、
子どもたちが、原発に汚染されることなく、
健康でいられる社会をと、願わずにいられません。


posted by YH at 18:27| Comment(0) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月04日

福寿草

福寿草

ーーふくじゅ草に
  いくつもの 花が咲くと
  その年は いいことがあるのよ

そう おしえてくれた
母は
もう いない

力強い茎に
やわらかな花びら

ーーじぶんに 自信をもって
  生きなさい 
そう いってくれた母

新しい年がきて
今年も
ふくじゅ草に
いくつもの 花が咲いている


『また すぐに会えるから』より

新年 おめでとうございます。
どんな時代でも、新しい年は必ず来ますね。
気持ちを新たに、進んでいければと思っております。
どうぞ よろしくお願いいたします。

きょう、台北の友人から「新年おめでとう」と
電話がありました。
私は、30年ほど前、転勤で台北に2年間いっておりました。
中国語を覚えたくて、師範大学の国語中心に通っていました。
ちょうど、その頃に出会った台湾の友人です。
彼女は、当時、台湾大学を卒業したばかりの若いお嬢さんでした。

帰国して、もうずいぶんになりますのに、
「台北に来たときは連絡して」と、ふいに、電話をくれます。
震災の時も心配してくれました。
私の方は、中国語を忘れてしまい、いつも、あたふたとします。
かっての、おたがいの国の歴史を越えて、
親しく思いだしてくださること、うれしく思います。

今年が、みなさまに良いお年でありますように。


posted by YH at 19:29| Comment(2) | 詩(家族の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする