2019年05月29日

音読集「風のささやき」

日本児童文学者協会の「少年詩・童謡・詩論研究会」で
5月に、音読集を発行いたしました。

この研究会参加の24人の作品が載っています。
画家の高瀬のぶえさんの絵が、
全作品に入り、
可愛いく、心打たれる作品が多くあります。

会では、
一部100円で売っています。
送料は、申し訳ないのですが、着払いになります。
もしよかったら、お声をかけてください。



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2019年05月17日

俳句

冬の俳句です。
俳句の難しさを、いつも感じます

短いことばの中に、読み手に浮かび来る風景、思い・・
生きること、ふと、思わせてくれるのかもしれません。
冬の句です。



    静けさや時間乗り継ぐ冬の駅


    冬の川冷たき闇を洗いゆく


    木枯らしや琥珀のごと眠る夜


    冬の夜闇を彫りゆく川の音


    冬野来て隠せし翼拡げみる


    埋火に息吹きかける母の顔


    観覧車青き冬空汲み上げる

 
    猫のひげ春の四隅に触れにけり     よしこ



     
posted by YH at 10:24| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月09日

「ある日」

連休をいかがお過ごしでしたでしょうか。
若葉の美しい季節ですね<

いままで、冬木だったのが、葉っぱをいっぱいに。
周りが違ってみえます。
昨日、見ていたら
どこか知らないところにいるような気がしました。

先月、友人と飛騨高山に行きました。
車窓の川のながれ、昔の藁葺きの家、知らないのになぜが懐かしさを感じました。
昔のDNAが蘇るのかもしれません。
人は、遙か昔の記憶を持っているとか・・
何千年もむかし、そっと訪ねてみたいですね。

まもなく ヤマユリが咲きますね。
山の入り口で、番をするように咲いていたヤマユリを思い出します。


  ある日    はたちよしこ


街の中を歩き回り
疲れてしまった
ふと 見ると宅配便の店があったので
入っていた

――わたしを 静かなところに宅配してください
とたのんだ
すると 係の人は
はい わかりました お待ちくださいと

椅子に 座っているうちに
いつか 疲れがとれていった
――すみません また今度おねがいします
というと
はい また おねがいしますと
と 係の人は いそがしくしていた

外に出ると
百合の花が咲いていた
細い葉っぱが 階段になっていたので
登っていくと
白い明るい部屋があった
いい香りがして
きょうが ゆっくり暮れていった


                「小さな詩集」より
posted by YH at 09:19| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする