2019年08月29日

カメレオン


  カメレオン    はたちよしこ

動物園の人に たずねた
ーーカメレオンは
  生まれたときは なに色で
  死んだときは なに色ですか

係の人は すぐ答えてくれた
ーー生まれたときは 生まれたところの色
  死んだときは 死んだところの色

カメレオンは
長い舌をまいて だまっていた

いま いるところの色をして


                 「また すぐに会えるから」より



懐かしい作品です。
むかし、動物園に電話をしたことがあります。
カメレオンのこと、考えていたのですね。

人が不思議に思わないことを
真剣に不思議に思っていたのですね。
不思議に思うことって、楽しいですね。
いろいろな不思議を探したい!

九州の方は、大雨ですね。
どうぞ お気をつけてください。

家の近くでは、蝉の声がしきりです。
鳴いてしまわなければと思っているようです。





posted by YH at 10:11| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月18日

60年前の・・・

60年前の、ふでばこを、まだ使っています。
新しい鉛筆を入れたり、
机の引き出しを開けるとすぐにあります。

色は剥げ、少し壊れ、裏に書いた文字も消えかかっています。
なんだかあまりきれいでないですが、
なつかしい、中学時代に使っていたふでばこです。

このふでばこを持って、学校に通っていたのですね。
楽しい時代でした。
勉強もしました。

裏に書いているのは、芭蕉の句ですね。
色などを塗る、三角のビニールに入ったもので書きました。
きっと、この句に、感動したのでしょうね。
半分は消えていますね。

幾度もの引っ越しに耐え、いまも机の引き出しに。
また 洗ってきれいにしたい。


ふでばこ.docx
posted by YH at 15:05| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月14日

円山なのめ『雨が刺さりそうだ』

円山なのめ 詩歌 句集『雨が刺さりそうだ』(揺藍社)
      http://nanomenome.com/?eid=323 円山なのめさんのブログです。

 意外性のことばは、心に強いインパクトを与えてくれます。
 くりかえし読むたびに新鮮なものが広がっていきます。
 2001年 西沢雅野で小説『イボ記』(小学館)を出版。
 今回は、俳句、短歌 詩 すべて入れられた一冊です。 
 読むほどに、心に落ちていきます。 すべて、ご自身で英訳されています。


  向日葵と顔すげ替えて盆踊り

  返り文開けば開く芙蓉かな

  枯野見て帰り今でもそこにおり

  孤独より白くあること残り鷺

  二本足まだくちなわの森を出ず


  上り坂ペダル踏み込む向かい風脱皮するにはいいタイミング

  南天の白きちいさき花散れば泥土にも未知の星図広がる

  欠けたるを嘆くあなたの空のうえ円と円とでできた三日月


そして、詩にも意外な展開があります。

      (略)

  あなたが差してゆこうとする傘は透き通って
  雨が刺さりそうだ
  
        (詩「雨が刺さりそうだ」のラスト2行。)
         他にも心に残る詩がありました。



本名は小林雅野さん。
旧姓は西沢雅野さんで、お母様は西沢杏子さん「虫の落とし文」でブログをされています。
素敵な方です。雅野さんには、お会いしたことはないのですが、雅野さんもきっと素敵な方と思いました。




  

posted by YH at 11:16| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする