2011年03月23日

雪消し

雪消し

三月の
能登でのこと
雪に埋もれた畑に
年配の人が 灰をまいていた

真っ白だった畑は
みるみる灰色になっていく
――なにを しているのですか
と思わず たずねると
「雪消し」だといわれる
そして
四月には かすみそうの種をまく
という返事

いままで
花屋の
美しい消えそうな
かすみそうしか知らなかった

雪と
灰のなかから
花を咲かせていく
ほんとうに かすみそうを知った


「いますぐがいい」より
東北関東大震災から日が過ぎても、
まだ、多くの方が
不自由な生活をされていることに、胸が痛みます。

今回、被災報道の中で、強く感じましたのは、
東北の方々の我慢強さと、この状況の中で、いつも感謝の気持ちを持っておられることに
頭の下がる思いがいたしました。

震災以来、余震、停電はあるものの、不自由なく暮らしている私にも
遠方から安否をたずねてくれる友人たち。
ほんとにありがたく思いました。

この気持ちを、被災にあわれた方に、今度は、私がお返ししなければと
改めて思いました。

いまごろ、どこかできっと、
かすみそうの種が蒔かれているのを思い浮かべています。



posted by YH at 10:33| Comment(0) | 詩(旅の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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