2012年06月19日

あやめの花

あやめの花   

だれが忘れたのでしょう
うす紫のハンカチ
結びかけのままです

きっと 母です
紫がすきでした
やわらかなハンカチで
小物を包むのがすきでした

なかに 大切なものが
入っているのかもしれません

ここで 待っていたら
母は来るでしょうか




「ノート」より

16日、17日、新潟の月岡温泉で、結社「藍生」の年一回の全国句会がありました。
全国から、100人近く集まりました。

月岡温泉は、温泉がたっぷりで、肩の凝りがほぐれるようでした。
また、句会では、互選で、私の句を多くの方が選んでくださり、最高得点に。
黒田杏子先生に、特選をいただき、うれしく思いました。

私は、会の後、新潟で、もう一泊、翌18日は、直江津、糸魚川、南小谷 松本へ
大糸線は、とても好きな路線です。
「白馬」駅からは、白馬連峰、山には、白馬の影が出ていました。
「穂高」駅では、穂高もくっきり見えました。雪山の美しさ、改めて思いました。
糸魚川からは一両車両で、8駅、南小谷から松本まで、36駅の各駅停車でした。

今朝の新聞で、6月8日、作家、赤江 漠氏が亡くなられたことを知りました。
随分前、『罪喰い』を読み、強く心引かれ、次々に赤江氏の作品を読みました。
ところが、この『罪喰い』を、人に貸したままで、何年もわすれられているようなので、
亡くなられる前日の7日に、ふたたび手に入れました。読み直してから、
作者に、お手紙をなどと、ふと、思っていただけに、
なにか、不思議な縁を感じました。
とても残念です。心より、ご冥福をお祈りしております。

posted by YH at 18:05| Comment(4) | 詩(旅の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
結びかけのうす紫のハンカチ…。
本当にそうですね。一瞬でイメージが広がりました。
お母様への静かな想いも伝わってきました。
はたちさんの詩を読むと、柔らかで、そして的確な表現に、いつもただただすごいなあ…とため息です。

俳句も素敵なので、時折ここで紹介されるのを楽しみに読んでいます。
句会での特選、おめでとうございます!
その句も、今度ぜひ、ご紹介下さい!
Posted by こっとん at 2012年06月20日 16:19
こっとんさん
コメントありがとうございます。
うれしく拝読いたしました。

 そこここに猫のおもかげ春灯  (こっとんさんの句)

俳句、「朝日俳壇」にご入選おめでとうございます。
いい句ですね。
「そこここに・・」は
ネコを何匹も飼われたこっとさんならではですね。

また、コットンさんの「霧」「ミミズ」
事物詩の楽しさを感じました。

事物詩には、不思議な魅力がありますね。
時々、その魔力にどうしようもなく引っぱられたまま
しばらく、書いていきたくなりますね。

「雨の日のネコはとことん眠い」と
ネコの本で読んだことがありますが、
こっとんさんのネコたちは
梅雨の間、夢の中でしょうか。

どうぞ お元気でね。

はたち
Posted by はたち at 2012年06月20日 18:05
ありがとうございます。
事物詩、たしかに魔力がありますね。
書いていて、とても楽しかったです。
最近になって、俳句の魅力にもハマりつつあります。
詩も俳句も、ひとつひとつの言葉を丁寧に選んで、作品を書いていければと思います。

「雨の日のネコは…」、私も読んだことがあります!
我が家の猫達も、よく眠っています。


Posted by こっとん at 2012年06月20日 21:55
こっとんさん
お返事ありがとうございます。

俳句の魅力に、ハマりつつおありとか!
素敵ですね。
朝日俳壇の選者、長谷川 櫂氏の結社「古志」に友人が入っています。
長谷川櫂氏に、いい句がたくさんありますね。

私が俳句を始めたきっかけは、
句に、詩と共通する魅力を感じたからと思います。

詩、句、子どものような素直な驚きの感動を
ずっと 忘れないでいたいですね。

楽しみにしております。

はたち
Posted by はたち at 2012年06月21日 08:52
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。