2013年03月25日

列車


車窓は
向こうの闇を 透きとおらせ
回送列車が 走っていく

明かりのついた 車両には
椅子たちが 乗っている

白い衿をかけ
並んで
うれしそうに 座っている

どこへいくのだろう

列車は
スピードを 上げていく
最後の車両が 小さくなっても

椅子たちの
ざわめきが きこえてくた



「また すぐに会えるから」より

列車が上野駅に近づくところに
何本もの線路があり、
いつも、北斗星やカシオペアの列車が停まっています。

ときに、列車はあたまに雪を乗せていることもあります。
列車も旅をしているのでしょうか。

以前、廃線を歩いたりしたことがありました。
冬は、錆びたレールを見せ、
夏は、草にすっかり覆われています。
でも、レールは列車の音を待っているようにも思いました。
しーんとした時間があり、ふと、思い浮かべることがます。

丸田祥三『鉄道廃墟』(JTB)は、
眺めていてもこころやさしくなる本です。


posted by YH at 14:37| Comment(0) | 詩(旅の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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