下駄箱の中の
小さな闇に
きょう 昼間
履いた靴を入れる
ふっと 明かりがついた
「宙」26号
最近、日本手拭の魅力を再発見しています。
絵柄も和風で可愛く、軽く、乾きやすいですね。
きっかけは、ある日のことです。
顔をタオルで拭いたときに、
一瞬痛みを感じ、そのとき、ふと思いついて、手拭で拭きました。
手拭は、顔にすう―と馴染む心地よさがありました。
手拭は、子どものころ、祖母がよく使っていました。
いつも、鏡台のそばに掛かっていた気がします。
髪を梳すときは、肩に掛け、
お掃除や焚火のときなど、髪を軽く包んでいました。
母も、お寿司やおはぎを作るときは、姉さん被りでした。
子ども心に、なにか温かいものを感じていました。
日々の生活の中で、使うものが、
家族の心に温もりを感じられるものだと、うれしいですね。
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