2014年10月12日

ひまわり

ひまわり    はたちよしこ

駅は
くねった長い石段の上にあった
小さな改札口には
2,3本のひまわりの花が咲いていた

実家に帰ったわたしを
送ってきた母は
改札のそばに立っていた
――じゃあ またね。
改札を入るわたし

――気をつけて。
母は いった
母のそばに ひまわりの花が咲いていた

すぐに 電車はきた
わたしは 手をふった

風が
母とひまわりとわたしを
線で結ぶように
吹いていった



「ノート」より
少しずつ秋に入っていきますね。
イカダホトトギスの花が、いくつも咲いております。
花は、季節を忘れずに咲いてくれるのですね。
ひまわりの咲くころ、母と別れた駅を思い出します。

「小さな詩集」11が発行されました。
また ご紹介させていただきます。


posted by YH at 09:04| Comment(2) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はたちさま。
こんにちは、お邪魔します。
ひまわりを御覧になるとお母上をすぐに思い出されるのでしょうね。それは素敵なことで羨ましくもあります。
詩から、ひまわりが咲く坂の上の小さな駅が想像されます。そして切ない一時の別れ。母親はいつも愛情にあふれているものですよね。

小さな詩集もお世話になりました。
ポストに詩集が届くのはこの上なく嬉しく幸せな気持ちになります。

台風が迫ってきています。不用なお出掛けは為さらないで下さいね、お願いします。
台風が過ぎるといよいよ秋も深まりますでしょう。
益々の御健筆を御期待します。
Posted by 月虹 at 2014年10月12日 15:55
月虹さま
いつも、コメントをありがとうございます。

ひまわりの花、昔は大きかったのです。
人の顔くらいはありました。
今も大きな花を見ると、
うれしく、なつかしくなります。

「小さな詩集」読んでいただいて、
ありがとうございます。
ほんとに小さな詩集で、
作品をもっと載せられるといいのではと、
思うことがあります。

でも、読む方にとっては、
あまり、多くない方がいいかもしれませんね。

台風が来るようですね。
昔、台風になると、父が窓などを打ちつけて
いたのを思い出します。
夜は、家族で、ひっそりと集まっていたり・・

どうぞ、お元気で。
いつも ありがとうございます。
Posted by はたち at 2014年10月12日 16:42
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