2016年10月13日

風の掲示板


いちかわゆう 詩集『ぱちぱちしぜん』(私家版)

いちかわさんは、詩論研の仲間です。地域の活動をされているので、
来られない時がありますが、しっかりご自分の意見を持っておられる方です。

今回、この詩集を出されるまで、多くの詩を書いて来られました。
私は、50編ずつを、何冊も見せていただきましたが、
いつも、新鮮な感性、自然を見つめる目に、感心させられていました。
これまでに、1000編は、作られていると思います。

その中から、選ばれた作品の詩集です。
どの詩も、どこか、ひたむきで、どこか、たのしく、
どこか のびのびと、いちかわさんのようで、
とても素敵な詩集になっています。表紙、さし絵も画かれています。


 あおだいしょう      いちかわゆう

へびがおよぐ
おともなく
いけをスウゥと
わたっていく
のこされたしんくうに
つかいふるしの
 わたし



秋の水   いちかわゆう

ながれとどめぬ川に
もみじをながし
水のうえになんらかの
しるしをのこそうとしても
もみじのかさなりは
じきにほどけ
はっぱのかたちさえ
     なくしていく
それでもわたしは
もみじをひろい
いちまいずつ川にながして
ふちにひそむ竜に
てがみをだしつづける



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詩集『ぱちぱちしぜん』


posted by YH at 19:17| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
とても仲良くなさってる詩友さんがいらっしゃる、
すてきですね。
ぼくも地元にいたらなと思います。
また、地元での朗読会等を精力的にやりたいなあとも。
もっと、詩を書いたり読んだりする仲間が増えたら楽しいでしょうね。
Posted by テル at 2016年10月14日 22:54
テルさん

コメントをありがとうございます。
これまで、紹介してきた詩集は、
大方は、詩論研究会の仲間のものです。

研究会は、詩集を読み、
その人の感性を引きだしてくれると思うのです。

自分の感性は、自分で磨いていくしかないのですね。
そして、それは、生きることでもあるのですよね。

物を見つめていくこと、
じぶんを見つめていくこと、
きっと、答えをくれるのかもしれませんね。

そして、いろいろな詩に出会って行くことも、素敵ですよね。

「現代少年詩集」は多くの詩に出会うことが出来ます。
楽しみにしております。

震災のあと、いろいろ大変ですが、
がんばってくださいね。




Posted by はたち at 2016年10月15日 16:19
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