2017年01月27日

「空色のくすりの四十分間」

45年前頃に書いた童話があります。
「空色のくすりの四十分間」です。(凝っていますね!)30枚ほどの短編です。
冒頭の部分を書き出してみます。

   かおりはドアのかぎあなから、部屋の中をのぞいていた。
  でも、みえているのは白い実験着の父の背中だけだ。いつもそうなのだ。
   かおりの父はY病院の医師だった。病院から帰ると、よくこの研究室に
  している部屋に入り、鍵をかけていた。父はなにかの研究に夢中になっ
  ていると感じとっていた。


それから、いろいろ起こるのですが、ラスト、


   もうすべてを忘れてしまう日がくる。 雪はぼたんゆきになって、なにも
  ない空間をうめつくしはじめている。(略)ふと、向かいの側のホームを
  みると一人の少年が立っていた。(略)そのとき、上りと下りの電車が同時に
  入って来た。(略)反対側のドアに立つと、向かいの電車のドアに少年が立っ
  ていた。二人は目を合わせたが、雪は二つの車両の間をふりしきっていた。
  (略)電車は同時に動き出し、やがて最後の車両がすれちがい、雪の中をおたがい
  の視野からみえなくなっていった。 
   同人誌「未来ッ子」

 始めとラストですが、
四次元の世界で少年と少女は知り合う。しかし、やがて、二人の記憶が消えていく。
が、また、きっと・・


1月始め、映画「君の名は」をみたのですが、思い出しました。
映画では、会えるのですね。私も、きっと、そう思って書きました。
なつかしく、思いました。




20170127_092442.jpg


posted by YH at 09:43| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

不思議なお話、豊かな感性と想像力がないと生まれませんね。
素敵な挿し絵がついた絵本になると素敵でしょうね。
憧れて仕舞います。
昨日、久しぶりに熊本市現代美術館での詩の朗読会に参加いたしました。楽しかったです。
Posted by at 2017年01月27日 21:20
テルさん

おはようございます。
コメントをありがとうございます。

詩の朗読に参加されたとか、いいですね。
どんな詩を読まれたのでしょう。
詩の好きな方が、参加されているのでしょうか。
楽しみですね。

以前ですが、「詩の朗読会」という会を、
少年詩の会で持ち、いろいろなところで、
朗読したことがありました。

かって、NHKラジオの学習時間でも、詩の朗読があり、
私も、何度か朗読していただきました。
いまは、童話中心かもしれませんね。

詩という原点を、また呼び起こしたいですね。
アボリジニの絵のように。
私は、アボリジニの壁画を展覧会でみたとき、
感動しました。詩とはこれかもしれないと。
魂がゆさぶられるという感覚でした。

人間というものを、歴史、自然というものを
大切に考えてみたくなりました。

お母さま亡くなられ、お寂しいですが、
どうぞ、お元気で・・・
Posted by はたち at 2017年01月28日 09:23
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