2019年08月13日

句集

この夏に、お送りいただいた句集をご紹介します。
お二人とも句誌「藍生」の会の方です。
お二人には、お会いしたことはないのですが、
句集でお会いできたような思いです。

河辺克美『ポケットに凍蝶』(角川書店)

 押入れの冬の夜空へ抜ける道
 
 花冷えのだいどこ淡き濃き火種

 ほたるいろの夜をしまいこむ冷蔵庫

 チョコレートいろの階段夏隣

 薫風をさわったりかきまはしたり


京都生まれ。2冊目の句集。詩にあるような意外性にハッとさせられました。
いろいろな賞を受けられています。



真部満智子『天辺の鳥』(角川書店)

 梅匂う母の箪笥を開くとき

 古井戸に九月の風を聴くことも

 銀杏散る天狗の黒き鼻の上

 花枇杷の径をいつもの郵便夫

 大年の犬が覗ける水たまり


高松生まれ。詩、短歌、そして、今回の句集のカットは美しい日本画を画かれています。
いろいろな賞を受けられています。

 
 
posted by YH at 19:18| Comment(0) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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