2015年05月09日

さびしい日には


さびしい日には      はたちよしこ

さびしい日には
こころに 釣り糸をたらす

こころのなかを
流れていく川に

ときどきは
小さなさかなの2、3匹も
流れこんでくる

さかながくると
川は澄んで光り
釣り糸は
もう 流されていく

わたしは いつか
さかなになって
光る川を溯っていく




「ノート」より

家のまわりも、いろいろな花が咲いています。
小学校の、ハナミズキも咲きはじめました。
5月ですね。美しい季節ですね。

連休明けに、プールに行きました。
水着のままのサウナがありますが、そこで、
たまたま、ご一緒になった方と、話していました。

その方は、お仕事で上海に5年、行ったり来たりされるそうです。
空豆が安くて、おいしく、皮を剥いて、いっぱい日本に持って帰って、
ご近所に差し上げたそうです。

小さなサウナの中に、上海の空豆がありました。


     150508 024.jpg   
      サクランボ、いただいたのですが、すっぱいです。
      でも、可愛いですね。

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2014年10月12日

ひまわり

ひまわり    はたちよしこ

駅は
くねった長い石段の上にあった
小さな改札口には
2,3本のひまわりの花が咲いていた

実家に帰ったわたしを
送ってきた母は
改札のそばに立っていた
――じゃあ またね。
改札を入るわたし

――気をつけて。
母は いった
母のそばに ひまわりの花が咲いていた

すぐに 電車はきた
わたしは 手をふった

風が
母とひまわりとわたしを
線で結ぶように
吹いていった



「ノート」より
少しずつ秋に入っていきますね。
イカダホトトギスの花が、いくつも咲いております。
花は、季節を忘れずに咲いてくれるのですね。
ひまわりの咲くころ、母と別れた駅を思い出します。

「小さな詩集」11が発行されました。
また ご紹介させていただきます。


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2014年09月19日



      
青空の奥に
どんなに
強い風が吹いているのだろう

雲は
引っぱられ
ちぎれ
ひろがり
その動きをいっときも止めない

雲自身
こんなじぶんがあったことに
戸惑っているだろうか

だれかを思い
どうしようもなく
途方に暮れたときのように

どんなに
強い風が吹いているのだろう
わたしのこころの空に




「小さな詩集」5号

涼しくなってきましたね。
秋の気配を感じます。

これからは、柿が赤くなって、
ススキが揺れ、木の葉が色づき、
秋が深まり、晩秋になっていくのですね。
冬ごもりの動物達は、今、どんな用意をしているのでしょう。
冬ごもりの動物たちのように、
今をせいいっぱいがんばりたいですね。

季節の移り目になると、
四季のある日本の良さ、美しさを感じます。
晩秋に、奈良を歩いたことを思い出します。
また、行きたいです。
風や、仏像に出会いに・・


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2014年08月21日

風     はたちよしこ

風は届けてくれますか
海を
原っぱを
前のめりに走っていた小さかった時を

砂浜の
潮のにおいのする
貝殻のような
ことばをさがしたい

きょう 
信号待ちのとき
目のまえに 
海のような空があった

海へ走った原っぱ
めちゃめちゃ泳ぎをした海
風の砂浜

空は届けてくれますか
海を
潮のにおいのすることばを
小さかった時を
ふと 立ち止まるひとときに




「ノ―ト」より

お暑い日が続いております。
広島では雨の被害が大きく、亡くなられた方に
心よりご冥福をお祈りいたします。

雨や、例年以上の暑さ、注意をしてもどうしようもないときが
あるのですね。
特に、小さなお子さんが亡くなられたのは辛いです。

昔は、
ひまわりの咲く夏が好きでした。
家の近くの駅に、ひまわりの花が咲いていました。
結婚した私が帰るとき、母はいつも駅まで送ってくれました。
人は、いくつもの「さよなら」をしていくのだと、
そのたびに、さびしく思いました。



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2014年06月20日

カメレオン

 カメレオン  はたちよしこ

動物園の人に たずねた
――カメレオンは 
生れたときは なに色で
死んだときは ない色ですか

係の人は すぐに答えてくれた
――生まれたときは 生まれたところの色
  死んだときは 死んだところの色

カメレオンは
長い舌をまいて だまっていた

いま いるところの色をして



『またすぐに 会えるから』より

昨日は、
大宮北公民館の介護予防講座「ひまわり学級」に
行きました。
「音読結いの会」の山田ちづこさん代表の会です。

プログラムは 詩の朗読 阪田寛夫 まど・みちお、谷川俊太郎など
そして詩の素敵な歌があり、
ピアノの神山久恵さんの歌もとても素敵でした。

また、歌につけて、手話の江藤千恵子さんに心打たれました。
私も手話を習いたいと思いました。

その日、私の詩も「コーラスオリオン」の方が、
素敵な朗読をしてくださいました。

代表の山田ちづこさんは、沖縄出身で、大宮で喫茶もやっておられ、
(沖縄料理が美味しいそうです)
先日、新聞に載りましたが、いろいろな事をされています。

私は、二カ月ほど前、和布など置いてあるとのことで、
喫茶に行きました。
それが山田ちずこさんの喫茶でした。
その日は、定休日でしたが偶然おられました。

お店には、まど先生の全詩集がおいてありました。
私は、詩を書いていることはお話しましたが、詩集については話さなかったのですが、
後で、山田さんは、調べてくださって、
今回、このプログラムに入れてくださったのです。
(後で、以前に「レモン」を朗読されたことがあると、思い出されたそうです)

私は、その後、喫茶に行かなかったのですが、
突然、お手紙をいただき、
たのしいひとときを過ごさせていただきました。


posted by YH at 10:28| Comment(2) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月23日

八重のドクダミノハナ

140522do 065.jpg   140522do 066.jpg  ドクダミノハナ


140522do 045.jpg  ハンカチノキノハナ


八重のドクダミノハナが咲きました。
花をみていると、ドクダミノハナではないような気がします。
幾重にも美しく花びらを重ねています。
とても、めずらしく思いましたが、
知っている方もおられますね。

一重のドクダミノハナも、清楚で、それぞれにきれいですね。
どこにでも咲く、雑草なのですね。

ドクダミノハナは、虫に刺されたときに、効くそうです。
いろいろな効用があるのですね。

4月でしたが、ハンカチノキの花もきれいでした。
白い花びらのようなところは、苞なのですね。

花のように、自然のまま、
いっしょうけんめい生きたいですね。


posted by YH at 17:54| Comment(4) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月18日


風    

野原に立っていると
風が
わたしの
切り取り線をみつけて吹いてくる

わたしを取り出すように切り離し
わたしを
青空へ 飛ばす






「ノート 」より

夏は、部屋の中に日が入り過ぎないように
ベランダの植物が伸びてくれるのを待っています。

そして、自然の様子をと、楽しんでいます。
蔦は窓辺の半分を被うようにしています。

植物はふしぎですね。
千年も生きるのもあれば、短いのも・・・
地球の生きもののふしぎを思います。

人間もそれぞれが、
ふしぎに生きているのかもしれませんね。
ふしぎさを大切に生きていきたいです。

     140517 003.jpg
     早朝の田んぼ

posted by YH at 08:40| Comment(2) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月13日

春風


春風    はたちよしこ

野原に立っていると
風が
わたしの
切り取り線をみつけて吹いてくる

わたしを取り出すように切り離し
わたしを
春空へ 飛ばす



「ノート」より

春ですね。
新学期が始まって、みんな大きくなりましたね。
新しいノート、新しい教科書。
どきどきする毎日ですね。

防パトで出会っていた子どもたち、
小学校を卒業して、中学校へ、
元気でやっているかなって思い出します。
毎年、卒業していく子どもたちのこと思います。
でも、また 今年の一年生が入学してくるのですね。

桜の季節は、新しい出発の季節でもあるのですね。
花が散って、
桜蕊の頃もきれいですね。

俳句では、「桜蕊降る」という季語があります。
とても、好きです。
美しい日本語ですね。


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浦和西高のそば
posted by YH at 14:22| Comment(2) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月08日

キリン

キリン  はたちよしこ

キリンが歩くと
首は
空を拭いていく

キリンの歩いたあと
空が美しい




「小さな詩集」2号

春は、どこかまだ寒いのに、
どこかで、なにかが、はじまっているような
不思議なあたたかさがあるのですね。

昔、山によく行きました。
この時期は、春の芽ぶきが、希望のように
感じられて、うれしいのですね。

桜は、もう葉桜になり始めています。
自然は、どんどん変化してゆくのですね。
人も、元気を出して、
大きな自然がそこにあることを
感じて生きていきたいですね。


 140404 033.jpg  
 花の名は?      

          140404 046.jpg
            花びらのクモの巣


posted by YH at 12:12| Comment(2) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月15日

二月

二月    はたちよしこ

植物園には なにもなかった。
樹は 葉を落し
青空につきささっていた
裏山は みぞれにつつまれ
湖には 
固くつながれたボート
波うちぎわまで凍っていた

これまで
花の咲くいろいろな植物園に行った
けれど 
いつもこの植物園を思い出す

風を 
だまって受けとる細かい枝
そこについた無数の冬芽の
強い固さは

つぎに来る季節の
明るい空へ つながっていた




              手紙    はたちよしこ

              昼間の冬空に
              白い月が出ている
              消印のように

              あすに届く手紙でしょうか


「小さな詩集」10

「小さな詩集」10が発行されました。記念号です。
今号は表紙はカラーにました。
童話作家で絵本作家でもある鈴木まもる氏の絵を、
表紙にさせていただきました。
とても、美しく、心がからっぽになっていくような絵です。

裏表紙は、いつもの田中恒子さんです。
毎号かわいい絵を載せさせていただいております。

春に記念号を出すことができましたこと、
うれしく思っております。


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2014年02月25日

横顔


横顔    はたちよしこ

電車の中
髪をうしろで束ねた
高校生が参考書を読んでいる
定規で 答をかくし
少しずつ ずらしては確認している

足もとにおかれた紺色のカバン
顔を
マフラーがくるんでいる

電車がゆっくりカーブした
そのとき
窓からのひかりに横顔がかがやいた
まぶしそうに顔をあげ
前の窓をみた

そして ふと 
参考書を閉じた
どこまでも 青い空がひろがっていた




「ノート」より

きょうから、あたたかくなるそうです。
春の感覚がうれしいです。
つくしやふきのとうを摘みたいですね。

昨日は、背泳ぎのレッスンがありました。
簡単そうですが、手の動きにきちんとしたものがあるのですね。

今年も、もうすぐ2月が終わります。
もう2カ月が過ぎていくことが信じられないようです。
年齢とともに、日々加速されていくのですね。
どうか、ゆっくりでありますように。

3月末に「小さな詩集」10号が発行されます。
記念号になります。
多くの方に愛される詩を書いていければと思います。


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     2月14日に近所の5年生の優香ちゃんが作ってくれました。


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2013年12月07日

俳句と  ふと シャッターを


   
   一行詩のごと高みより散る紅葉      
   
   散っていくことに用事の紅葉かな      

   どんぐりのポッケトにあるぬくみかな      

   夕焼をちぎりて落ちる紅葉かな

   一枚の紅葉の中の浄土かな

   かはらざるものに出会ひし冬木立

   枯野原折り紙の舟流れゆく

   過ぎてゆくじぶんにはぐれ冬日かな

   霧のなかぬけだしてまた霧のなか

   倒される大樹ジャズのごとくに冬空に


「ノート」より


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花梨の実。種が花のようです。
喉にいいエッセンスを作りましたが、ゼリー状になってしまいました。
失敗です。来年、また作ってみたいです。
作っていただいたエッセンスは、ワイン色でした。感動したのです。

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ふしぎな雲の形です。わが家からの朝6時ごろの空です。
一日が始まりますね。

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落葉がきれいで、つい 拾っては持って帰っています。
こんなに美しいものを、私たちはもらっているのですね。



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2013年11月16日

さびしい日には

さびしい日には      はたちよしこ

さびしい日には
こころに 釣り糸をたらす

こころのなかには
どこからか
流れこんでくる川がある

ときどき
小さなさかなの2、3匹も
まぎれこんでくる

さかながくると
川は澄んで 
光り
釣り糸は流されていく

わたしは いつか
さかなになって
川を溯っていく



「ノート」より
きょうは、小春日和でした。
散歩をしていますと、
畑には、色どりの菊の花が咲き乱れています。
いいですね。
菊の素朴な匂いが好きです。

  *この作品は、「少年詩の学校」15に発表していますが、
   書き変えています。

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2013年11月02日

晩秋


晩秋     はたちよしこ

木の枝に
しーんと ミノムシ。

蓑に
紅葉が一点ついている。




「ノート」より

台風のあと、ようやく秋が深まってくるようです。
今年も、11月です。

最近は、大人だけでなく、子どもたちも日の流れを速く感じているようです。
情報のめまぐるしい時代だからでしょうか。

私が子どものときは、今ごろになると、火鉢が用意され、
藁の俵で、新しい炭が届きました。
炭の触れる音は、固いようで、やわらかな音です。
冬のはじまりの音でした。

厚い冬布団も出されます。母はいつもきれいに布団を用意していました。
私は、上布団に飛び乗って転がり、叱られたりもしました。

子どもにも季節感あり、
それが、月日の流れのひとこまの句読点だったのかもしれません。

10月27日、
池袋の朗読文化研究所で、「朗ら 朗ら」掲載詩をまとめた詩集
「ボイス ポエム 朗ら朗ら」の朗読会がありました。
書き手、朗読者の両方で、同じ詩を読むというたのしさを味わいました。

posted by YH at 09:35| Comment(2) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月04日

  夏         はたちよしこ

飛び込み台から
あなたの身体は 飛ぶ

青空から 足を引きぬき
力強い直線になり
プールをながれる雲の中へ

あなたがつくる
水の輪

それから
あなたは 雲をぬけだし
水を滴らせながら
まだ 空の青に染まった足で
わたしの方へ 走ってくる



「小さな詩集」9号

少しずつ秋が深まっていきますね。
青いどんぐりを拾いました。

「小さな詩集」9号を発行いたしました。
同人のそれぞれの個性ある作品です。
「こんな瀟洒な詩誌を出したいものと、いただくたびに思ってきました」
と、お便りがうれしく思いました。

今号は、田中恒子さんの表紙絵です。可愛い動物が田中さんの魅力です。


     131003kz 002.jpg



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2013年07月03日

難破船ごっこ

難破船ごっこ    

わたしの部屋は
雨が降りつづいている
深い海の底

月のひかりもとどかない
浮かぼうとするのに
沈んだままの難破船

小さいころ
難破船ごっこであそんだ
首かざりや壷の宝物
皮の古い地図
かすかなざわめきの中

わたしを みつけて・・・
みぃつけた!

明るい光が射し込み
泥んこの手に引っぱられ
浮かびあがる



「ノート」より

梅雨は、あじさいがきれいですね。
無人駅に咲いていたあじさいを思い出します。

もちろん改札口には、だれもいなくて、
ホームから、草むらの道に出られるところがあり、
そこに青いあじさいの花が咲いていました。
私は、切符をあじさいの花に挟んで降りました。

今ごろは、山百合も咲きはじめているでしょう。
花は記憶のとびらの鍵ですね。



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2013年06月01日

わさび

わさび

ツーンとした 辛さ

水の冷たい渓流で育った わさびの
身のひきしまるような思いが

こんな辛さになったのかしら?




『レモンの車輪』より

昨日、5月31日は、
日本児童文学者協会主催の「同人誌フェスタ」が
中野サンプラザでありました。
29の同人誌の会、100人ほどが集まり、
会の活動などを話し合い、同人誌等のフリーマーケットも。

その折、「小さな詩集」を買ってくださった方が、
「明日6月1日は、相模野女声合唱団の演奏会で 
吉岡弘行作曲の「レモンの車輪」を歌うのですよ」と
話してくださいました。
私は知りませんでしたので、とてもうれしく思いました。

それから、川柳ポエトリー「道の花舎」の永田明正氏にお会いしました。
以前、冊子にエッセイを書かせていただきました。

あじさいの花が咲き始めました。
梅雨の青いお便りですね。
 みなさま お元気ですか。

    130531 082.jpg
     藍の布に、白樺、木の実を・・



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2013年05月15日

パセリ

パセリ

ごちそうが盛られた
お皿の端
わたしは じゃまにならないよう
つつましく

じぶんのよこでおこることを
はじめから おわりまで見ている

つぎつぎと
ごちそうが呼ばれていくのを
ずっと見ている

そして わたしだけがなぜか呼ばれず
最後にひとりぼっち



『レモン車輪』より

この詩集は、1988年出版です。
つい、この間と思いましたが、こんなに過ぎてしまいました。
出版元の銀の鈴社が 再版をしてくださって、
いま 5刷りになっております。
読んでくださった方々、ほんとにありがとうございます。

もう お亡くなりになられましたが、川崎 洋氏が
詩集にお返事をくださって、
「これから 私はパセリを一番に食べることにします」
と、書いてくださっていて、
とても、うれしかったのを思い出します。

こんもりとした森のようなパセリ、
おいしいのですよね。




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2013年05月07日

風   

野原に立っていると
風が
わたしの
切り取り線をみつけて吹いてくる

わたしを取り出すように切り離し
わたしを
青い空へ 飛ばす





「ノート」より

季節は、小さな足踏みをするのですね。
少しずつ確実に、なのかもしれません。
今年は、いっそう感じられます。

わたしは、季節のような、足踏みをしているでしょうか。
自然の流れの中で
大切なことを見過ごさないように・・

きょうの、北風の音は、ひゅう〜 ひゅう・・
きょうは、わたしも、季節のように 足踏みをしてみたいです。



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2013年04月17日

切符

切符

切符が
いちまい

さくらの はなびらと
ならんで
風に 吹かれている

はなびらに
改札の ハサミのあとを
じまんしながら



「またすぐに会えるから」

最近は駅のほとんどが自動改札。
切符を入れると、飛び出てきます。
駅員さんに手渡していた切符はなくなりましたね。

改札で、駅員さんが、切符に入れていたハサミのようなパンチは
もう 使われることなく、駅の倉庫でねむっているのでしょうか。

ふるさとの駅、いろいろな駅で、
桜の花吹雪のなか、駅員さんが切符にパンチを入れていた風景は
もう みられないですね。

便利はとてもいいのですが、
ふと、なにかを失ってしまったような気もします。
忘れないでいたいですね。




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  梨の花を見てきました。花が散って実がなるのですね。  

      
posted by YH at 19:10| Comment(0) | 詩(風の中の風景) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする