2019年03月09日

俳句への思い・・・続き

前回の、俳句への思いの続きです。
まだ 途中の長いものですが、ゆっくり読んでいただければ、
うれしいです。




以前の事だが、私は原稿を書くとき机の上で鉛筆でいていた。
しかし、今はパソコンを使っている。
パソコンの奥には深い森があり、私はそこを彷徨っているのではと思いながらだ。
そして、そばに丸い手のひらほどの石を置いている。私の好きな石だ。
石の真ん中には白い細い滝がながれている・・。
私はこの石を、猫を飼っていたときの動物病院の医師からいただいた。

そして、お話しをしていて、氏が「水石会」という会に入っておられるのを知った。
「水石会」とは、自然石の美しいものを見つけ出すという会で、正確には、会では「抽象石」と呼んでいる。
抽象石とは定型化されない、山水美にとらわれない、文学でいうと、俳句の世界に通じる石というものだといわれ、
氏が出版されている「抽象石の美」という写真集をみせていただいた。
石のほとんどは、手のひらにのるほどの大きさで自然を思わせるものだった。
そして、その一つひとつにそれぞれ名が付けられていた。

氏と話していた治療室、窓から差し込む光はにぶく、いくつか置かれている石に当たっていた。
そして、氏が「多くの人は、石を立派な台にのせて飾っているが、
私は石は自然のままでいいと思う。
それは、俳句の世界にも似ているかも」とおっしゃったのが忘れられない。

 私はこの抽象石が、氏がいわれたように俳句の世界の表現であり、
全く妥協のないといえるものに通じているのだと思えてならない。
 事実、抽象石を探すにも、長年のくりかえしの中、
やっと佳石に出会えるのだといわれる。しかも稀にである。
何百回の採石の結果、はたして自信のある佳石がどれだけ手元に残るかというものらしい。
見つけ出すこと、それは創作することに似ているのかもしれない。
自他共に佳作というものをいくつ書けるだろうか。
億年を蔵した石。
句や詩という原石を、私は自分の中に探り、

作り出していかなければ、その努力のような気がする。




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2019年03月06日

「俳句への思い」

句誌「藍生」3月号に書かせていただいた原稿の一部だが、
原稿の並びではなく、読みやすいように変えましたが、
祖母が懐かしいので、読んでいただければと思いました。



俳句への思い            はたちよしこ


  祖母は秋風なんかと暮らしていた  


  祖母は104歳で亡くなった。亡くなってから十数年になる。
祖母が生まれたのは奈良。実家は忍辱山で円成寺との地続きのところだった。
円成寺には運慶作の像があるが、以前は人もほとんど訪れない不便なところだった。
ところが、現在は多くの人に知られている。
が、今は祖母の実家はない。祖母の甥の子が家を継いたが、若くして亡くなり、
土地はしかたなくお寺に買われた。
しかし私には古い家や母とよく似た祖母の兄が浮かぶ。
祖母は結婚してから、いろいろな事があり、母子で奈良を出て神戸で暮らしてきた。
そんなことで、私は祖父には会ったことがない。ただ、乗馬姿の写真が一枚残っている。
祖母はきれいな人だった。104歳の年月は長い。祖母は何を思っていたのだろうか。
私の記憶ではいつも裁縫をしていた。パッチワークの布団、浴衣、人形いろいろな物を作っていた。
 ある時、結婚していた私の家に遊びに来てくれた。
以前、私は東京の小平市の史跡という屋敷の離れを借り上げ社宅として借りていたことがあり、
祖母と母が遊びに来てくれた。
すでに深い秋だった。祖母は家に着くなり、落葉がいっぱいの広い庭の掃除を楽しそうにしてくれた。
そのときのうれしそうな祖母の顔が浮かぶ。
奈良を思い浮かべていたのだろうか。
落葉は、あるとき心に込み上げてくるほどなつかしいものを思い
出させることがあるのだろう。
この句を、黒田杏子先生に選んでいただいたことを幸せに思っている






posted by YH at 10:34| Comment(5) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月23日

翻訳機!


先日、その場で使える翻訳機を買いました。
携帯電話くらいのサイズで、50カ国の言葉をボタン一つで翻訳、

相手が英語圏の人なら、ボタンを英語にしておく。
そして、言いたいことを日本語でいう。
すると、英語に翻訳して、発音し、文字に出ます。
まさに 翻訳機です。

その場で、使える翻訳なんて夢でした。
繰り返し発音を聴き、練習すれば・・
習得もできますね。
それが、50カ国語入っているのです。

昔、道で知り合った、2人の年配の外国の婦人に道をきかれ、
六甲山に案内したことがありました。
拙い英語でした。
でも、喜んでいただけました。

かって、私は、その場で翻訳ができればと、
もっと いろいろなことを話せる。
そんな夢も持っていましたが、(勉強の努力が足りないですね!)
いまは、それが叶えられているのかもしれませんね。

外国旅行に持って行きたいですね。
台湾の友人に会うとき、
そして、スペイン語もイタリア語もOKです!

いや 勉強もしなければ・・・ですね。



posted by YH at 08:50| Comment(2) | 日記(途中下車) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする